7014 名村造船所
5,570円
-1.94%
Tier B
造船中堅。中大型のバラ積み船が主力。傘下に函館どつく、佐世保重工。
チャート
7014.T / 3M
確信度: ~~中~~ → 高(2/28攻撃実行+イラン報復+ホルムズ民間出荷停止)
Tier B — WAIT(月曜の板を見て判断)
2026-02-28(初版) / **2026-02-28夜(確信度アップグレード+寄付DD)**
投資テーゼ
- テーゼ: VLCC(超大型原油タンカー)建造実績を持つ造船中堅。傘下の佐世保重工は防衛省向け艦艇修繕事業を持ち、有事テーマの二重受益(タンカー需要+防衛需要)。信用倍率1.22で需給は3銘柄中実は最良。世界の造船所は3.5-4年分の受注残を抱えており、追加需要は船価上昇に直結。
- 最強の反論: 2026/3期は通期減益・減配予想(純利-42.8%、50→40円)。vol_ratio 0.62で出来高低調(スタンダード市場特有)。PBR3.08は造船セクターとして割高。テーマ接続の波及ルートが長い(VLCC建造→受注増→船価上昇)。中国造船業が世界シェア55.7%で受注競争劣位。
- 結論: テーマ接続性は強い(VLCC+防衛の二重テーマ)が、vol_ratio 0.62で板が薄く寄付成行のリスクが高い。月曜の出来高急増を確認してからエントリーすべき。WAIT。
Hard Guard: CLEAR
CLEAR
| チェック項目 | 結果 | 備考 |
|---|---|---|
| PO・増資 | CLEAR | 該当なし |
| 行政処分・不正 | CLEAR | 該当なし |
| 上場廃止・債務超過 | CLEAR | 純資産1,185億円、自己資本比率50.5% |
| ストップ安 | CLEAR | 該当なし |
| 信用倍率 | CLEAR(良好) | 1.22倍。2/6の2.22から急低下。買残大幅減+売残微増=整理進展 |
ファンダメンタル・データ(2/27時点)
| 指標 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 直近終値 | ¥5,570 | 52週高値¥6,050から-7.9% |
| 52週レンジ | ¥1,555 — ¥6,050 | 安値から+258% |
| 時価総額 | 約3,869億円 | |
| PER | 19.38 | |
| PBR | 3.08 | 造船セクターとして割高 |
| 配当 | 40円(前期50円から減配) | |
| 信用倍率 | 1.22 | 2/6の2.22→急低下。需給改善中 |
| 出来高(5日平均) | 133万株 | |
| 出来高(3M平均) | 204.9万株 | vol_ratio = 0.62(低調) |
| 売買代金(2/27) | 約71億円 | 3M平均114億円の62% |
| 自己資本比率 | 50.5% | 造船業として優秀 |
| 内部者保有 | 21.4% | |
| 機関投資家 | 55.9% |
業績
| 項目 | 3Q累計(4-12月) | 通期ガイダンス | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上 | 1,592億円 | — | — |
| 営業利益 | 295億円 | — | — |
| 純利益 | 262億円 | 180億円 | -42.8% |
| 配当 | — | 40円 | 50円→40円(減配) |
- 注目: 3Q時点で通期予想を大幅超過(純利262億 vs 通期予想180億)→ 上方修正の余地あり
- 2/12に経常利益を260億円に上方修正済み(+23.8%)
VLCC建造能力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 建造拠点 | 伊万里事業所 |
| VLCC建造実績 | あり(30万DWT級) |
| 世界VLCC市況 | スポット運賃 $150,000+/日、TC $100,000+/日 |
| 受注競争環境 | 中国が世界シェア55.7%。名村の受注競争力は相対的に劣位 |
| 世界受注残 | 3.5-4年分 → 追加需要は船価上昇に直結 |
| ホルムズ影響 | 原油トレーダーがトン数確保に奔走。VLCC需要急増中 |
防衛関連実績
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 傘下 | 佐世保重工業(SSK) |
| 主力事業 | 海上自衛隊・米海軍向け艦艇修繕 |
| 設備 | 佐世保港に5本のドック+長大な係船岸壁 |
| 立地 | 海自・米軍基地に隣接する優位 |
| 位置づけ | 新規艦艇建造ではなく修繕・改造が主力 |
| 有事影響 | 艦艇稼働率維持に不可欠なポジション。修繕需要急増 |
注意: 直接的な防衛装備品メーカーではない。「防衛関連」の連想力はあるが、三菱重工・IHIとは質が異なる。
GU想定(3/2月曜)
| シナリオ | GU幅 | 想定株価 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 保守的 | +5% | ¥5,848 | スタンダード市場、出来高低調を考慮 |
| 中央 | +10% | ¥6,127 | 52週高値¥6,050超え水準 |
| 楽観的 | +15% | ¥6,405 | VLCC+防衛の二重テーマが強く連想される場合 |
⚠️ 流動性リスク: 高
- vol_ratio 0.62で板が薄い。寄付成行で想定以上のスリッページリスク
- スタンダード市場のため値幅制限は±1,000円(±18%程度)
- 出口も同様に狭い。利確・損切り時にスプレッド拡大リスク
評価(2/28アップグレード反映)
| 軸 | 評価 | 根拠 |
|---|---|---|
| カタリスト確信度 | 高 | 攻撃実行+報復+出荷停止。攻撃実行条件を満たした |
| テーマ接続性 | 強 | VLCC建造実績+佐世保重工の防衛修繕で二重受益 |
| 需給構造 | 良好 | 信用倍率1.22。2/6の2.22から改善中。整理進展 |
| 織り込み度 | ⚠️ やや進行 | 1M+27.5%。2/12上方修正後の上昇分が大きい |
| 基本体力 | 問題なし(減益注記) | 自己資本比率50.5%。だが通期減益-42.8%・減配 |
| 型 | C型 | 造船サイクル好況+受注残4年分。攻撃は追加のC型確認材料 |
| タイムライン | 3/2月曜(要出来高確認) | vol_ratio 1.5x以上で参戦可 |
リスク
- vol_ratio 0.62で出来高低調: 板が薄く成行リスク大。最大の実務的リスク
- 今期減益・減配: 営利-28.7%、純利-42.8%、配当50→40円。カタリスト剥落時に下支えなし
- PBR 3.08: 造船セクターとして割高。バリュエーションの安全マージン薄い
- 既に高値圏: 52週高値比-7.9%、1M+27.5%上昇済み
- テーマ接続の波及ルートが長い: VLCC建造→受注増→船価上昇。短期の株価反応は限定的
- 中国造船業の台頭: 世界シェア55.7%。受注競争で構造的に劣位
- スタンダード市場のexit困難: 急騰は入りやすいが売却が難しい
DA反論(Phase 4 + 2/28アップグレード反映)
- Phase 3/4結論: WATCH上位(Tier B昇格最有力候補)。昇格条件: 攻撃実行+vol_ratio 1.5x
- 2/28アップグレード: 攻撃実行条件は満たした。しかしvol_ratio 1.5x条件は未充足(0.62x)。金曜引けまでに出来高が増えていないのは、市場がまだ名村を「本命」として見ていない可能性を示唆
- DAの追加指摘:
- 中国造船業の台頭(世界シェア55.7%)の構造的競争劣位
- スタンダード市場の流動性リスク(exit困難)の重大性
- 「今期減益・減配を問題なしと評価するのは甘い」
- → 詳細は phase4_hormuz_da.md 参照
判定: Tier B — WAIT
攻撃実行条件は満たしたが、vol_ratio条件が未充足。月曜の板を見てから判断。
WAIT → GO条件(両方満たす必要あり)
- 月曜寄付前の板情報で出来高急増が確認できた場合(vol_ratio 1.5x以上)
- GU幅が+8%以内(¥6,016以下)に収まっている場合
GOにする場合のパラメータ
- 発注方法: 指値(成行は避ける。板が薄いため)
- 推奨ロット: 1/4(流動性リスクを考慮し最小ロット)
- GU許容上限: +8%(¥6,016)
- 損切り: -8%(¥5,124)
- 利確: +10〜15%(52週高値¥6,050超えで新高値テスト)
- タイムストップ: 3営業日(スタンダード市場の短期勝負。利確は早め)
Tier Bとしてのリスク認識
- 飯野海運・川崎汽船が本命。名村は「それらに入れなかった場合の次善策」
- 単独でフルポジションを取る銘柄ではない
- 停戦報道で即利確(防衛テーマの剥落が早い)
更新履歴
| 日時 | 更新内容 |
|---|---|
| 2026-02-28 | 初版作成。WATCH上位判定(確信度=中) |
| 2026-02-28夜 | 攻撃実行により WATCH→Tier B 昇格 |
| 2026-02-28夜 | 寄付DD実施。WAIT判定。vol_ratio 0.62で出来高条件未充足。VLCC建造能力・防衛実績・流動性リスク詳細追加 |
omowaku / 20260227_アメリカのイラン攻撃 / 7014_名村造船所
最終更新: 2026-02-28(初版) / **2026-02-28夜(確信度アップグレード+寄付DD)**