9119 飯野海運

1,664円 +2.34% Tier A

ケミカル船、タンカー、ガス船、ばら積み船を運航。本社ビルの賃貸が収益源。

チャート
9119.T / 3M
確信度: ~~中~~ → 高(2/28攻撃実行+イラン報復+ホルムズ民間出荷停止) Tier A — GO(フルロット) 2026-02-27(初版) / **2026-02-28(確信度アップグレード+寄付DD)**
投資テーゼ
  1. テーゼ: ケミカル船・タンカー・ガス船(LNG運搬船)の3本柱を持つ海運会社。信用倍率0.90(売り超)という全51銘柄中最良の需給。ホルムズ封鎖が現実化し、タンカー運賃が6年ぶり高値に急騰中。52週高値¥1,677の直前で新高値ブレイクアウト寸前。PER10.9/配当3.73%で下値限定。
  2. 最強の反論: 2026/3期Q3は減収減益(売上-12.7%、営利-24.2%)。LNG運搬船は長期傭船契約が多くスポット急騰の短期業績インパクトは限定的。不動産事業比率があり海運ピュアプレイではない。vol_ratio 0.81でやや出来高低調。
  3. 結論: 需給(売り超0.90)×カタリスト直撃(ホルムズ封鎖)×下値限定(PER10.9/配当3.73%)のトリプル好条件。カタリスト不発でも-5〜10%程度の下落に留まる。3/2月曜寄付でGO。

Hard Guard: CLEAR CLEAR
チェック項目 結果 備考
PO・増資 CLEAR 該当なし
行政処分・不正 CLEAR 該当なし
上場廃止・債務超過 CLEAR 自己資本比率44.2%
ストップ安 CLEAR 該当なし
信用倍率 CLEAR(最良) 0.90倍(売り超)。全51銘柄中最良

ファンダメンタル・データ(2/27時点)
指標 備考
直近終値 ¥1,664 52週高値¥1,677から-0.8%
52週レンジ ¥831 — ¥1,677 安値から+100%
時価総額 約1,760億円 中小型。値幅出やすいが板が薄すぎない適度なサイズ
PER 10.9 海運としては割安圏
PBR 1.15
配当利回り 3.73% 下値支持要因
信用倍率 0.90(売り超) 売残108,300 > 買残97,900
信用推移 1/23: 1.02 → 2/13: 0.79 → 2/20: 0.90 売り超が定着。踏み上げ構図
出来高(5日平均) 249,720株
出来高(20日平均) 308,855株 vol_ratio = 0.81(やや低調だが急騰前の典型パターン)

業績

項目 2026/3期Q3累計(4-12月) 通期予想
売上 949億(-12.7%) 1,270億(-10.5%)
営業利益 104億(-24.2%)
純利益 127億(-10.6%) 144億(-21.6%)
  • 外航海運業が市況軟化で減収減益。不動産業(飯野ビルディング等)が下支え
  • 重要: 通期予想は攻撃前のガイダンス。ホルムズ封鎖+タンカー運賃急騰は全く織り込まれていない

タンカー運賃市況(2/28時点)
指標 備考
VLCC運賃(ME→中国) $151,000+/日(一時$206,000/日) 6年ぶり高値
BDTI 前年同期比 +90%
中東原油輸出量 日量1,900万バレル超 2020年4月以来の高水準
サウジBahri追加チャーター VLCC 5隻($200,000/日に接近)
戦争リスクプレミアム 保険料率急騰 ホルムズ封鎖現実化でさらに数倍の可能性
ホルムズ海峡通航状況 民間出荷停止中 Bloomberg: インバウンド航行-28%、GPS妨害+60%
イラン議会 ホルムズ封鎖動議可決(国家安全保障会議承認待ち)

テクニカル位置
  • 現在値¥1,664は20日MA¥1,601の+1.55σ位置。+2σは¥1,682
  • 52週高値¥1,677にほぼ到達済み — 新高値ブレイクアウトの直前
  • GUで52週高値を超えれば、上値の真空地帯(過去に売買が薄い価格帯)に入り値が走りやすい

過去の有事反応(飯野海運実績)
日付 イベント 始値 高値 GU% 出来高
2023/12/18 フーシ派紅海攻撃 ¥1,113 ¥1,136 +3.7% 644,400(通常の2倍超)
2024/1/12 紅海攻撃続報 ¥1,191 ¥1,229 +3.3% 745,400
2024/10月 イラン-イスラエル衝突 +1%以内 ほぼ無反応

今回との違い: フーシ派は紅海限定。今回はホルムズ海峡自体が封鎖されており、飯野海運の主力航路(ペルシャ湾→アジア)に直撃。紅海危機時の2-3倍のGUを想定。


GU想定(3/2月曜)
シナリオ GU幅 想定株価 根拠
保守的 +5% ¥1,747 紅海危機と同程度。外交解決期待残存
中央 +10% ¥1,830 ホルムズ封鎖確認+タンカー運賃急騰織込み
楽観的 +15% ¥1,914 戦争長期化観測+踏み上げ。売方の買戻し殺到

評価(2/28アップグレード反映)
評価 根拠
カタリスト確信度 攻撃実行済み+イラン報復+ホルムズ出荷停止。外交解決シナリオ崩壊
テーマ接続性 最強 ケミカル船・タンカー・ガス船の3本柱。ホルムズ封鎖で運賃急騰の最直接受益者
需給構造 最良 信用倍率0.90(売り超)。全51銘柄中最良。踏み上げ構図
織り込み度 まだ余地あり 3M+19.9%、1M+7.7%。穏やかな上昇でパラボリックではない
基本体力 普通(下値支持あり) PER10.9/配当3.73%で下値限定。不動産事業が業績下支え。自己資本比率44.2%
C型(封鎖長期化で構造変化) タンカー運賃は実需で動く。A型の短命さはない
タイムライン 3/2月曜寄付 カタリスト実現済み。初動を逃さない

リスク
  1. 停戦シナリオ(確率10-15%): 米イラン停戦合意でGD。ただし有事プレミアム剥落に1-2日かかるため即パニックは不要
  2. 52週高値圏: ¥1,664は高値圏。GU後の利確売り圧力
  3. 業績減益: Q3減収減益。「タンカー運賃急騰→業績上方修正」にはタイムラグ
  4. LNG長期契約: 長期傭船が多くスポット急騰の業績インパクトは限定的
  5. 不動産事業比率: ピュアプレイの海運株ではない。連想買いの限界要因

DA反論(Phase 4 + 2/28アップグレード反映)
  • Phase 4結論: Tier B維持(需給の良さは唯一無二。カタリスト不発時の下落幅が最小)
  • 2/28アップグレード: カタリスト実現(攻撃+報復+出荷停止)により、DAの最大反論「ホルムズ封鎖はカタリストの中のカタリスト(確率が低い)」が無効化。残るリスクは停戦シナリオ(10-15%)と業績タイムラグのみ
  • → 詳細は phase4_hormuz_da.md 参照

判定: Tier A — GO(フルロット)

エントリープラン(3/2月曜)

  • 発注タイミング: 8:30寄付前。GU+12%(¥1,864)以内なら成行買い
  • GU許容上限: +12%(¥1,864)。これ以上で寄り付く場合は初日見送り、押し目待ち
  • 推奨ロット: フル

管理ルール

  • 損切り: エントリー価格 -7%(ホルムズ再開or停戦合意で即撤退)
  • 利確: +10/15/20%の段階利確(1/3を+10%、1/3を+15%、残りを+20%orタイムストップ)
  • タイムストップ: 5営業日(カタリストの鮮度が落ちる前にExit)
  • 停戦時: 即日パニック売り不要。翌営業日までに段階的に利確

更新履歴
日時 更新内容
2026-02-27 初版作成。Tier B判定(確信度=中)
2026-02-28 確信度高により Tier B→Tier A 昇格
2026-02-28夜 寄付DD実施。GO判定(フルロット)。GU想定・管理ルール・過去事例追加
omowaku / 20260227_アメリカのイラン攻撃 / 9119_飯野海運 最終更新: 2026-02-27(初版) / **2026-02-28(確信度アップグレード+寄付DD)**