9107 川崎汽船

2,513円 +0.40% Tier A

海運大手3社の一角。バラ積み船強化。鉄鋼原料、自動車船、LNG輸送が中心。

チャート
9107.T / 3M
確信度: ~~中~~ → 高(2/28攻撃実行+イラン報復+ホルムズ民間出荷停止) Tier A — GO(ハーフロット) 2026-02-28(初版) / **2026-02-28夜(確信度アップグレード+寄付DD)**
投資テーゼ
  1. テーゼ: 海運大手3社の一角でLNG船46隻を保有(日本最多級)。ホルムズ海峡封鎖で「海運」が連想されれば真っ先に名前が出る代表格。信用倍率2.38は海運大手3社で最良(郵船4.16、商船三井4.03)。時価総額1.59兆円で板が厚く、寄付成行の約定リスクが低い。
  2. 最強の反論: 2026/3期は経常益-67.5%・純利益-67.3%の大幅減益予想。LNG船46隻は長期契約主体でスポット運賃急騰の恩恵は限定的(「46隻」は印象論)。3M+21.1%・52週高値更新中で既に海運プレミアム織込み進行。新造船供給過剰の構造的逆風。
  3. 結論: テーゼは「海運連想の代表格として報道ドリブンで買われる」A型短期トレード。ファンダの下支えは乏しいが、需給(2.38)の健全さ+海運セクター代表格の連想力+板の厚さで飯野海運の補完として成立。ハーフロットでGO。

Hard Guard: CLEAR CLEAR
チェック項目 結果 備考
PO・増資 CLEAR 該当なし
行政処分・不正 CLEAR 該当なし
上場廃止・債務超過 CLEAR 自己資本比率76.1%(鉄壁)
ストップ安 CLEAR 該当なし
信用倍率 CLEAR 2.38倍。海運大手3社で最良

ファンダメンタル・データ(2/27時点)
指標 備考
直近終値 ¥2,513 52週高値¥2,523(2/26)から-0.4%
52週レンジ ¥1,628 — ¥2,523
時価総額 1.59兆円 中型。板厚く約定リスク低い
PER 8.38
PBR 0.91
配当利回り 約4.8% 下値支持要因
信用倍率 2.38 買残278万株 / 売残117万株
信用推移 1/30: 3.66 → 現在: 2.38 売方+19万株増加=踏み上げ余地拡大
出来高(2/27) 721万株 20日平均579万株の1.25x
出来高(2/26) 807万株 有事報道で増加傾向
自己資本比率 76.1% 鉄壁

業績

項目 2026/3期Q3累計(4-12月) 通期ガイダンス
売上 1兆60億円
営業利益 1,029億円
純利益 3,054億円 1,150億円(前期比-67.3%)
  • 減益の本質: コンテナ特需の終焉(ONE持分法利益の激減)。LNG・タンカーセグメントは安定
  • ガイダンス方向: 下方修正済み
  • 実質EPS: 通期ガイダンス純利1,150億÷6.33億株 ≈ 182円

LNG船46隻の実態

  • 大半は10-20年の長期定期傭船契約
  • スポット配船比率は低い(業界慣行)
  • 2025年に長期契約終了の船が数隻→FSRU転用検討中
  • スポット運賃急騰の恩恵は限定的。だが「46隻」という数字の連想力は実在する
  • 成長計画: 2030年75隻 → 2030年代半ば100隻

海運市況(2/28時点)
指標 備考
ホルムズ海峡 タンカー回避開始 Bloomberg: インバウンド航行-28%
GPS妨害 +60%増加
イラン議会 封鎖動議可決 国家安全保障会議の承認待ち
VLCC運賃 $151,000+/日(一時$206,000/日) 6年ぶり高値
BDTI 前年同期比+90%
アナリスト予想 原油$80→$100も射程 長期封鎖シナリオ

同業比較
指標 川崎汽船(9107) 日本郵船(9101) 商船三井(9104) 飯野海運(9119)
信用倍率 2.38 4.16 4.03 0.90
3M騰落 +21.1% +9.2% +32.1% +19.9%
1M騰落 +14.1% +7.8% +22.4% +7.7%
PER 8.38 7.41 6.93 10.86
PBR 0.91 0.76 0.74 1.15
時価総額 1.59兆 2.20兆 1.99兆 0.18兆
vol_ratio 1.25x 1.63x 1.35x 0.81x
DD判定 Tier A(GO) PASS WATCH Tier A(GO)

川崎汽船を選ぶ理由

  1. 信用倍率2.38は大手3社で最良。踏み上げ余地が最大
  2. 商船三井は3M+32%で織込み済み。川崎汽船+21%はまだ余地あり
  3. 日本郵船はPASS判定(経常-61.3%下方修正)
  4. 「LNG船46隻」という数字のインパクト。報道で名前が出やすい
  5. 時価総額1.59兆で板が厚く約定リスクが低い(飯野海運0.18兆は薄い)

GU想定(3/2月曜)
シナリオ GU幅 想定株価 根拠
保守的 +3〜5% ¥2,588〜2,639 攻撃の既知情報を織込む程度
中央 +5〜8% ¥2,639〜2,714 ホルムズ回避報道+連想買い
楽観的 +10〜15% ¥2,764〜2,890 封鎖動議承認+追加報復

根拠: 時価総額1.59兆円の中型株は小型株ほどGUしない。2025年6月のホルムズリスク報道時、共栄タンカー(時価100億)がS高だったが、同規模の大手海運はGU+3〜8%程度。


評価(2/28アップグレード反映)
評価 根拠
カタリスト確信度 攻撃実行+報復+出荷停止。「計画」→「実行」に移行
テーマ接続性 LNG船46隻の海運代表格。「ホルムズ封鎖→海運株」の連想で真っ先に出る名前
需給構造 信用倍率2.38。大手3社で最良。流動性十分
織り込み度 ⚠️ 進行中 3M+21.1%。高値更新中だがパラボリックではない
基本体力 堅固だが減益 自己資本比率76.1%。PBR0.91。だが経常益-67.5%の大幅減益
A型(短期連想トレード) LNG長期契約主体でC型転化は見込みにくい
タイムライン 3/2月曜寄付 短期A型。3営業日で決着

リスク
  1. 純利-67.3%の大幅減益: カタリスト不発なら業績が株価を引下げる力が強い
  2. LNG船長期契約でスポット恩恵限定: 46隻の実質的な利益インパクトは「印象」より小さい
  3. 新造船供給過剰: グローバルの供給増で有事の運賃スパイクは短命に終わりやすい
  4. 52週高値圏(¥2,523)での追加買い: 高値掴みリスク
  5. 海運3社の連動: 下落時も連動。川崎汽船固有の優位性は薄い
  6. 停戦シナリオ(10-15%): 有事プレミアム剥落

DA反論(Phase 4 + 2/28アップグレード反映)
  • Phase 4結論: Tier B維持(警戒ランク引き上げ)。経常益-67.5%・LNG長期契約・3M+20.9%の3重リスク
  • 2/28アップグレード: カタリスト実現により「外交解決で全滅」リスクが大幅低下。ただしLNG長期契約+業績悪化のファンダリスクは不変。短期A型トレード(3営業日)として割り切ればリスクは許容範囲
  • → 詳細は phase4_hormuz_da.md 参照

判定: Tier A — GO(ハーフロット)

エントリープラン(3/2月曜)

  • 発注タイミング: 8:30寄付前。GU+8%(¥2,714)以内なら成行買い
  • GU許容上限: +8%(¥2,714)。これ以上は見送り
  • 推奨ロット: ハーフ(業績悪化トレンド+A型短期のためフル不可)
  • 飯野海運との配分: 飯野6 : 川崎4。飯野が約定しなかった場合は川崎に振替

管理ルール

  • 損切り: エントリー価格 -5%(業績悪化銘柄のため深追いしない)
  • 利確: +5%で半分、+8%で全決済(A型の短期トレード。欲張らない
  • タイムストップ: 3営業日(水曜引けまでに+5%到達しなければ手仕舞い)
  • 停戦時: 即利確(A型は有事プレミアム剥落が早い)

2/28攻撃前後の状況変化
項目 攻撃前(既存DD時点) 攻撃後(現在)
カタリスト確信度
ホルムズ海峡 封鎖「リスク」 タンカー回避開始・インバウンド-28%
イラン議会 動きなし 封鎖動議可決(承認待ち)
市場反応 未反応(週末) 月曜が最初の反応日
DD判定 Tier B(警戒) Tier A — GO(ハーフ)
利確ルール +5%で必ず逃げる +5%で半分、+8%で全決済

出典
更新履歴
日時 更新内容
2026-02-28 初版作成。Tier B判定(警戒付き。確信度=中)
2026-02-28夜 確信度高により Tier B→Tier A 昇格。利確+5%ルール撤廃、管理ルール刷新
2026-02-28夜 寄付DD実施。GO判定(ハーフロット)。同業比較・GU想定・状況変化テーブル追加
omowaku / 20260227_アメリカのイラン攻撃 / 9107_川崎汽船 最終更新: 2026-02-28(初版) / **2026-02-28夜(確信度アップグレード+寄付DD)**