8001 伊藤忠商事

2,270円 +2.11% PASS

総合商社大手。非資源事業が主力。中国ビジネスに強み。傘下にファミマなど。

チャート
8001.T / 3M
確信度: 中 PASS 2026-02-28
投資テーゼ
  1. テーゼ: 非資源比率88%の構造 → 原油急騰の恩恵は限定的だが、逆に原油急落時の下方リスクも小さいディフェンシブ商社として、地政学不安定時に資金が流入。
  2. 最強の反論: 投資テーゼが「消極的な理由」。ホルムズ封鎖カタリストで積極的に買う理由がない。非資源88%ということは、原油$150になっても利益インパクトは他商社の1/5〜1/10。このカタリストで伊藤忠を選ぶのは銘柄選定ミス。
  3. 結論: このカタリストに対して伊藤忠は不適合。「原油急騰で儲かる商社」を買うなら三菱商事・三井物産。「原油急騰でも安定する商社」を買うならそもそもこのカタリストで商社を買う必然性がない。原油急騰はファミリーマートや食品物流のコスト増を通じてむしろ逆風になりうる。
Hard Guard: CLEAR CLEAR
チェック項目 結果 備考
PO・増資 CLEAR 該当なし
行政処分・不正 CLEAR 該当なし
上場廃止・債務超過 CLEAR 自己資本比率38.0%
ストップ安 CLEAR 該当なし
信用倍率 CLEAR 3.81倍(10倍以下)
評価
評価 根拠
カタリスト確信度 軍事準備進行中だが外交的解決の可能性残る
テーマ接続性 非資源比率88%。原油急騰の恩恵は他商社の1/5〜1/10。「商社」連想で一時的に買われる可能性はあるが、実質的なエネルギーエクスポージャーは極めて限定的
需給構造 信用倍率3.81。時価総額11兆円でTOPIXコア30最大手商社
織り込み度 ✅ 比較的軽微 3M+21.3%。三菱商事・三井物産より低い(それはカタリスト感応度が低いことの裏返し)
基本体力 最強 ROE推定16%超(商社トップ)、PER15.3、PBR2.28。通期9,000億円(Q3進捗78.4%)。最高益更新ペース
不適合 このカタリストに対してC型不適合。A型連想買いは入りうるが、持続性なし
タイムライン - カタリスト発現時の上振れが小さく、リスクリワードが合わない
リスク
  • カタリスト不適合が最大のリスク: 原油$150でも利益インパクトは数十億〜100億円程度(三菱商事の1/5以下)
  • 原油急騰はむしろコスト増: ファミリーマート(非上場子会社、PBで最大出資)の物流コスト増、食品セグメントのエネルギーコスト増
  • 相対的な機会コスト: 同じ資金を飯野海運(Tier B)や川崎汽船(Tier B)に投じる方がカタリスト感応度が高い
DA反論(Phase 4結果)

Phase 3でPASS判定済み。Phase 4でも確認。変更なし。

「商社」という括りでの連想買いはあり得るが、このカタリストで伊藤忠に投資する合理性は存在しない。業績は商社最強だが、それはホルムズ封鎖とは無関係の実力。

判定: PASS

アクション: このカタリストでは完全スルー。ファンダメンタルが優秀な長期保有候補としては魅力的だが、ホルムズ海峡封鎖という特定カタリストへの対処銘柄としては不適。

omowaku / 20260227_アメリカのイラン攻撃 / 8001_伊藤忠商事 最終更新: 2026-02-28