5729 日本精鉱
アンチモン製造会社。レアメタル・アンチモン製品で高シェア。子会社製造の金属粉末も主力。
Hard Guard: 条件付きPASS(信用売残ゼロは過熱の証左だが、基準値10倍の定義が「信用倍率」であるため形式上クリア)
軸1: テーマ接続性
アンチモン専業であり、南鳥島レアアース泥のテーマとの直接接続はほぼゼロ。アンチモンはレアアースではなくレアメタル。個人投資家が「レアメタル=レアアース」と混同して乗る連想相場の末端に位置する。3Mチャートの+12.3%は中国アンチモン輸出規制(2024年9月〜)を起点とした別テーマが源泉であり、南鳥島カタリストとは分離して考える必要がある。
スコア: 2/5
軸2: 需給構造
vol 0.76xと薄い。信用売残ゼロは信用買いが積み上がった結果であり、売り圧力が全く機能していない状態。過熱感があり、新規買いの受け皿が不足。時価総額90億円(J-Quantsでは290億となっているが注意:1週前から-11.2%下落後の値)と小型で乗り降りは機動的だが、出来高が細い(日次2万株台)ため機関が入れない。個人主体で動くが継続性に不安。
スコア: 2/5
軸3: 織り込み度
3M+12.3%、高値比-32.1%。高値から-32%の位置は「上昇テーマの息切れ→押し目」だが、その高値自体が別テーマ(アンチモン規制)で達成したもの。南鳥島カタリストとしてはほぼ未織り込み(✅)だが、それはテーマ接続が薄いから。
スコア: ✅(ただし好材料ではない)
軸4: 基本体力
PER 6.3倍、EPS 1,762円、営業利益率19.9%(6,263/31,490)と異常に高い。アンチモン価格急騰を受けた業績は絶好調で第3Q累計で前年比+256%増益。財務健全(自己資本64.9%)。ただし業績のボラは原材料価格に連動し高く、アンチモン価格がピークアウトすると逆回転が速い。
スコア: 4/5(アンチモン相場次第)
軸5: 型判定
C型(別テーマ乗り換え型)。アンチモン規制テーマが起点で、南鳥島テーマへの乗り換えは連想の希薄さから限定的。
軸6: タイムライン
2027/1の本格実証試験との接続がほぼない。カタリストへの反応期待は薄い。
判定: PASS
テーマ接続が薄く、信用需給が過熱、別テーマで動いている。南鳥島カタリストの本命として買う根拠がない。アンチモン純粋プレイとして個別に検討するなら別だが、今回のスコープでは不適格。