4063 信越化学工業
塩ビ・半導体ウエハーで世界トップ。シリコーン(ケイ素樹脂)大手。セルロース、レアアース磁石も。
Hard Guardは非発動だが、以下の理由でPASS。
Step 2: 6軸評価
1. テーマ接続性: 3/5
ネオジム磁石を製造しており、レアアース(ネオジム・ジスプロシウム)の需要家として直接関連する。ただし「採掘側」ではなく「使う側」。中国の輸出規制が長期化・強化されれば調達コスト上昇リスクがある点で、本テーマに対しては受益よりもリスク要因として働く面がある。信越化学ほどの規模になると南鳥島商業化(2028-2030年)でも代替調達先の一つに過ぎず、連想の意味でのみ買われる。
2. 需給構造: 2/5
信用倍率2.72倍は適正。ただし2026年1月27日に1,491億円規模のPO(株式売出し)が発表・実施済み。価格決定が2月4-9日と推定され、現在の株価チャート(2/6の5,104円から2/12の5,741円への急騰、その後高値圏での推移)はPO消化後の動き。オーバーハング懸念は一定程度残存するが、既にPOプライシング済みで織り込み進行中。大型株ゆえ個人テーマ資金の寄与率が低い。
3. 織り込み度: ⚠️
3M +27.8%。POを挟んでいるため単純比較は難しいが、業績評価でなくテーマ連想で買われた分は「オマケ」に過ぎない。時価総額11.4兆円の企業に南鳥島レアアースカタリストが与える業績インパクトは軽微。
4. 基本体力: 5/5
売上1.9兆円、営業利益4,980億円、営業利益率26%、自己資本比率79.2%。財務は文句なし。ただしこれはテーマ買いの根拠にはならない。
5. 型判定: C型(大型株の連想)
PERは28.2倍で実力株として既に十分評価されている。南鳥島カタリストによる追加アップサイドは数%以内に収まる。急騰性のある動きはしない。
6. タイムライン: NG(テーマ投資観点)
2027/1実証試験まで11ヶ月。超大型株がテーマで11ヶ月動き続けるシナリオは非現実的。
判定: PASS